注記: JSEリリースノートは現在、HP-UX リリースノートに含まれています。 HP-UX 11i 以降の JSE の新しいリリース情報については、/usr/share/doc ディレクトリにある "HP-UX Release Note" を参照してください。 以前の JSE のリリース情報については、以下の記述を参照してください。 ====================================================================== 日本語システム環境 リリースノート ( JSE A.02.60 ) このリリースノートは、日本語システム環境(JSE)について以下の情報を説明します。 第1章 変更の概要 第2章 システムのインストール/アップデート 第3章 関連マニュアル 第4章 問題点と解決策 第5章 次期リリースでの変更予定 第1章 変更の概要 ここでは、日本語システム環境に新たに加えられた機能、変更された機能、 および削除された機能の概要を説明します。機能の詳細については、各マニュアル をご覧ください。 日本語システム環境(JSE A.02.60)は、HP-UX 11.10 およびそれ以降のHP-UX のバー ジョンとともにリリースされます。 日本語システム環境のバージョンは、swlist コマンドで確認できます。 $ /usr/sbin/swlist -l product Asian-Core Asian-Core A.02.60 Asian Core 日本語システム環境(JSE)A.02.60 ================================= 追加された機能 -------------- o NEC拡張非漢字 のサポート X11日本語フォントに、PC等で広く使用されている NEC拡張非漢字を追加し、これら の文字を表示することができるようになりました。 ( JIS区点コード: 13/01〜13/92、シフトJIS: 0x8740〜0x879C ) この NEC拡張非漢字を使用するには、以下の操作を行ってください。 * root ユーザで CDE にログインする * インストール用スクリプト (/usr/lib/asx/UDC2/udc_setup) を実行する * CDE をログアウトする 詳細については、/usr/lib/asx/UDC2/README-UDC2 を参照してください。 日本語システム環境(JSE)A.02.50.01 ================================= 追加された機能 -------------- o プリンタのサポート * LP SpoolerおよびHPDPSで新機種として以下のプリンタのサポートが追加され ました。 以下のいずれの機種でも、LP SpoolerまたはHPDPSで、対応するLP モデル ファイル またはHPDPS プリンタモデルを指定してプリンタを設定することで、 日本語テキストファイルをプリントすることが出来ます。 機種 LP モデルファイル HPDPS プリンタモデル名 ====================================================================== HP LaserJet 4000(N)(*1) PCL5.nloo(PCL5.asian) PCL5.asx(2BPCL5.asx) HP LaserJet 5000(N)(*1) PCL5.nloo(PCL5.asian) PCL5.asx(2BPCL5.asx) HP LaserJet 8000(N)(*1) PCL5.nloo(PCL5.asian) PCL5.asx(2BPCL5.asx) EPSON VP-1800 ESCP ESCP.asx OKI Microline 703N PS.nlio PS.asx OKI Microline 600PSII PS.nlio PS.asx OKI 5330S ESCP ESCP.asx OKI 8350S ESCP ESCP.asx OKI 8580S ESCP ESCP.asx 注記: (*1) これらのプリンタでは、別売りの日本語フォントDIMM(型番:YS-90210)を インストールすることにより、日本語TrueTypeフォントによるプリント が可能です。日本語TrueTypeフォントによるプリントを行うときは、 プリンタ設定時にLP Spoolerの場合はモデルファイルとしてPCL5.asian を、HPDPSの場合はプリンタモデルとして2BPCL5.asxを指定して下さい。 なお、お使いのプリンタに日本語フォントがインストールされているか どうかは、プリンタのフロントパネルのメニューから"PCL フォントリスト ノ インサツ"を実行し、プリントされたフォントリストに"MS明朝" と "MSゴシック”の 2書体がプリントされているかどうかで判断できます。 * LaserJet 5Si用の日本語フォントSIMMのサポートが追加されました。 LaserJet 5Siに別売りの日本語フォントSIMM(型番:YS-90209)をインストール することにより、日本語TrueTypeフォントによるプリントが可能になります。 日本語TrueTypeフォントによるプリントを行うときは、プリンタ設定時にlp Spoolerの場合はモデルファイルとしてPCL5.asianを、HPDPSの場合はプリン タモデルとして2BPCL5.asxを指定して下さい。 なお、お使いのプリンタに日本語フォントがインストールされているかどうか は、プリンタのフロントパネルのメニューから"PCL フォント リスト ノ イン サツ" を実行し、プリントされたフォントリストに"MS明朝"と"MSゴシック” の 2書体がプリントされているかどうかで判断できます。 * ドキュメントの追加 - HPDPSのプリンタモデルのカスタマイズについて HPDPSで物理プリンタオブジェクトを正しく設定するためには、物理プリンタ オブジェクトの生成後に属性をセットし直すか、お使いのプリンタデバイスの 状態に合わせて カスタマイズしたプリンタモデルディレクトリを作成する必要 があります。 詳しくは /usr/share/doc/PRINTER-JPN-S[E] の「1.2 HPDPSのプリンタモデル のカスタマイズ」をご覧下さい。 o ATOK8、XJIM による 106/109 キーボード サポート * JSE A.02.50.01 で、同キーボードをサポートするためにキー操作が追加され ました。 割り当てられた機能 キー操作(106/109 キーボード) ------------------------------------------------------------- ATOK8: ローマ字入力/かな入力切り替え ALT+ひらがな (ローマ字) 入力文字種変更/ 全角ひらがな ひらがな 全角カタカナ Shift+ひらがな (カタカナ) 全角英数(*1) 英数 XJIM: ローマ字入力/かな入力切り替え ALT+ひらがな (ローマ字) 文字入力モードの切り替え/ 全角ひらがな ひらがな 全角カタカナ Shift+ひらがな (カタカナ) 全角英数(*1) 英数 注: *1 全角英数入力はローマ字入力選択時に限り適用されます。 かな入力選択時に全角英数入力は出来ません。 以前のキー設定ファイルがすでにユーザーのホームディレクトリにある場合、 新しい設定ファイルが適用されないので上記の機能が割り当てられません。 この場合、以下のファイルを削除して、ATOK8、または、XJIMを再起動してく ださい。ただし、それまでに登録していたキー設定の情報は失われます。 ATOK8: $ rm $HOME/.atok/atok8.ucf XJIM: $ rm $HOME/.xjim_keybind o 106/109キーボード対応 Keymap ファイルの追加 (ATOK8) Keymapファイルに hpjis109 が追加されました。 (利用法については、「ATOK8 日本語入力ガイド」の 『ATOK8の起動と終了』 の章を参照して下さい。) o 日本語TrueTypeオプション・フォント JSE A.02.40から株式会社リコーより販売されている日本語TrueTypeオプショ ンフォント「TrueType World Value Font」をサポートしています。JSE A.02.50.01から、以下の日本語TrueTypeオプションフォントのサポートを新た に追加しました。 株式会社リコー 「TrueType World Value Font SX」 (CD-ROM) TrueType 和文フォント Windows 版 定価 5,980円 注記: - 上記製品に含まれる「和文書体」以外の他のフォントはサポート されません。 - サポートされるTrueTypeオプション・フォント製品は変更される 可能性があります。最新のサポート製品の情報については、弊社 までお問い合わせください。 日本語システム環境(JSE)A.02.50 =============================== 追加された機能 -------------- o プリンタのサポート * プリンタのサポートに、次の機種が追加されます。 機種 LP model DPS model Canon LBP-730PS PS.nloo LBP-730PS Canon LBP-740 LIPS4 LBP-740 Canon LBP-750 LIPS4 LBP-750 Canon LBP-930 LIPS4 LBP-930 Oki Microline 900PSII LT PS.nloo ML900PSIILT Oki Microline 902PSII PS.nloo ML902PSII Oki Microline 903PSII PS.nloo ML903PSII Oki Microline 903PSII+F PS.nloo ML903PSII+F Oki Microline 905PSII+F PS.nloo ML905PSII+F EPSON VP-2200 ESCP VP-2200 EPSON VP-4200 ESCP VP-4200 EPSON VP-5200 ESCP VP-5200 o キーボードのサポート * 106/109キーボードをサポートします。しかし、以下の制約があります。 英数、Caps Lock(Shift+英数)、漢字番号(Alt+英数)のいずれでも、Caps Lock として機能します。 HP-UX 11.0上の日本語入力サーバは、HP JISキーボードに存在しない以下のキー への機能の割り当てをサポートしていません。 半角/全角 英数 漢字番号 前候補 全候補 カタカナ ひらがな ローマ字 HP JISキーボードの英数かなキーに対応するキーはサポートされておりません。 半角カナ文字は、日本語入力サーバの半角カナ入力モード、半角カナ変換を利 用することによって入力することができます。 変更された機能 -------------- o dtimsstartとximsstart ximsstartは、HP-UX 11.0のCDEのdtimsstartに移行します。これに伴い、CDEの アプリケーションマネージャ - デスクトップツールのXimsModeは、DtImsModeに 変わりますが、ximsmodeに対応するコマンドは用意されていません。 非CDEユーザの方は、"$HOME/.dt/ims/<$LANG>"で"@SelectMode"の値を以下のよ うに編集して、起動時の設定を行ってください。 @SelectMode = 0 (ログイン時に使用する日本語入力サーバを尋ねます。) 1 (前回使用した日本語入力サーバを使用します。) dtimsstartの使い方については、「日本語環境ユーザーズ・ガイド」を参照して ください。 o UDCファイル いくつかのUDCファイルが削除され、また一部のファイル名とサイズが変更され ました。 * 削除されたファイル 削除されたファイル 代わりに使えるファイル ibm_14x16g.udc ibm_got14k.udc または ibm_got16k.udc ibm_16x18.udc ibm_got16k.udc または ibm_got18k.udc ibm_16x18g.udc ibm_got18k.udc ibm_24x24.udc ibm_min24k.udc * ファイル名が変更されたファイル 変更前 変更後 ibm_32x32.udc -> ibm_min32k.udc ibm_40x40.udc -> ibm_min40k.udc hmark.24x24 -> hmark24.udc hmark.40x40 -> hmark40.udc math.24x24 -> math24.udc math.40x40 -> math40.udc logo.24x24 -> logo24.udc logo.40x40 -> logo40.udc pc98.24x24 -> nec24.udc pc98.40x40 -> nec40.udc unit.24x24 -> unit24.udc unit.40x40 -> unit40.udc * ファイル名とサイズが変更されたファイル 以下のUDCファイルは、ファイル名とサイズが16x18から18x18に変更されまし た。 変更前 変更後 logo.16x18 -> logo18.udc hmark.16x18 -> hmark18.udc math.16x18 -> math18.udc pc98.16x18 -> nec18.udc unit.16x18 -> unit18.udc 削除された機能 -------------- o ロケール * 古いロケール名japanese(シフトJIS)とjapanese.euc(日本語EUC) 新しいロケール名ja_JP.SJIS(シフトJIS)およびja_JP.eucJP(日本語EUC)を ご使用ください。 o フォント * 古いX11ビットマップフォント /usr/lib/X11/fonts/hp_japanese/75dpi/にあったすべての日本語ビットマッ プフォントは削除されました。/usr/lib/X11/fonts/hp_japanese/100dpi/に ある新しい日本語ビットマップフォントをご使用ください。 * 日本語Intellifont 日本語TrueTypeフォントに移行してください。 * FA/FMフォント HP-UX 11.0でStarbaseの開発/実行環境が削除になり、不要になりました。 * Starbaseフォント HP-UX 11.0でStarbaseの開発/実行環境が削除になり、不要になりました。 o 入力 * XJIMのXsiプロトコル X11R5のXimpまたはX11R6のXIMプロトコルをご使用ください。 o 印刷 * LaserJet IIシリーズへの印刷 LaserJet III, 4, 5シリーズをご使用ください。 * Asian PCL ファイルの LIPS, PS, ESC/P, 日本語PCL プリンタへの出力 以下のモデルファイルを通してAsian PCLのファイルを出力する機能は 削除されました。 モデルファイル オプション LIPS3 -opcl LIPS4 -opcl PS.nlio -opcl ESCP -opcl PCL5.asian -oapcl * 印刷オプション LPおよびDPSのいくつかの印刷オプションのサポートが削除されました。 詳しくは/usr/share/doc/PRINT-ASE-NOTEをご覧ください。 o コマンド/ライブラリ * jtos(1) - コード変換コマンド jtos, jtou, stoj, stou, utoj, utos 以下のようにして、標準のコマンドiconv(1)をご使用ください。 jtos: iconv -f jis -t sjis jtou: iconv -f jis -t eucJP stoj: iconv -f sjis -t jis stou: iconv -f sjis -t eucJP utoj: iconv -f eucJP -t jis utos: iconv -f eucJP -t sjis * 日本語ライブラリ(libjpn)の以下の関数群 jcode(3X) ibmjcode(3X) jisconv(3X) jctype(3X) jwctype(3X) jconv(3X) jwstring(3X) cset(3X) getwidth(3X) euclen(3X) wstostr(3X) 標準の関数iconv(3C),wctype(3C)等をご使用ください。 * FSlib - フォントサーバ・アクセスライブラリ X Print Server をご使用ください。 * udcsc(1) - Starbaseストロークフォント用外字ツール HP-UX 11.0でStarbaseの開発/実行環境が削除になり、不要になりました。 * dictmerge - XJIMの辞書マージツール * かな漢字変換ライブラリ (libjpn) XlibまたはOSF/Motifをご使用ください。 * Open NLIOライブラリ (libnlio) X11R5のXimpまたはX11R6のXIMプロトコルをご使用ください。 日本語システム環境(JSE)A.02.40 =============================== 追加された機能 -------------- o 日本語TrueTypeオプション・フォント 株式会社リコーより販売されている日本語TrueTypeオプションフォントを サポートします。JSE A.02.40のリリース時点でサポートされているのは 以下の製品です。 株式会社リコー 「TrueType World Value Font」 (CD-ROM) TrueType 和文フォント Windows 版 定価 9,800円 (JSE A.02.40のリリース時) 注記: - 上記製品に含まれる他のフォントやイラストはサポートされません。 - サポートされるTrueTypeオプション・フォント製品は変更される 可能性があります。最新のサポート製品の情報については、弊社 までお問い合わせください。 o StarbaseフォントとFA/FMフォント Workstationシステムだけでなく、ServerシステムにもStarbaseフォントと FA/FMフォントが入りました。これらはA.02.00でServerシステムから削除 されましたが、このリリースから再び含まれています。ただし、FA/FM フォントは次のリリースで削除される予定です。 o プリンタのサポート * LIPSプリンタのサポートに、次の機種が追加されました。 機種 LP model DPS model Canon LBP-830 LIPS4 LBP-830 Canon LBP-450 LIPS4 LBP-450 * DPSでのPSプリンタのサポートに、次の機種が追加されました。 プリンタの双方向通信機能による障害通知をサポートします。 機種 LP model DPS model Fuji Xerox DP300 なし DP300 o X Print Server 共通デスクトップ環境の次期リリースの標準印刷システムである X Print Serverが使えるようになりました。LIPS, Postscript およびPCLプリンタへの出力をサポートします。 変更された機能 -------------- o ドキュメントの場所の変更 JSEオンライン・リリースノートとPrinter READMEファイルのパスが 以下のように変更されました。 旧 新 /usr/newconfig/RelNotes/ASX-JPN /usr/share/doc/ASX-JPN /usr/newconfig/RelNotes/ASX-JPN-E /usr/share/doc/ASX-JPN-E /usr/newconfig/RelNotes/ASX-JPN-S /usr/share/doc/ASX-JPN-S /usr/newconfig/RelNotes/PRINTER-JPN-E /usr/share/doc/PRINTER-JPN-E /usr/newconfig/RelNotes/PRINTER-JPN-S /usr/share/doc/PRINTER-JPN-S 削除された機能 -------------- o VUEとそれに関する機能 共通デスクトップ環境(CDE)をご使用ください。 o SharedPrintによる印刷 HP DPSをご使用ください。 o FontWaveフォントと関連ツール オプションの日本語TrueTypeフォントをご使用ください。 日本語システム環境(JSE)A.02.30 =============================== 追加された機能 -------------- o X11 R6 のサポート * X11 Release 6(X11R6)がサポートされました。 HP の日本語入力サーバは X11R6 上で作られたプログラムと接続する ことができます。 この場合 環境変数 XMODIFIERS には以下の指定をする事ができます。 + XMODIFIERS=@im=_XIMP_#.0 + XMODIFIERS=@im= 環境変数 XMODIFIERS が未設定の場合にはプログラムが使用しているロケ ールをサポートしている日本語入力サーバが接続します。 注記:以下の指定は X11R6 では使用できません。 + XMODIFIERS=@im=_XIMP_ 現在の HP の日本語入力サーバは X11R6 ではフロントエンド方式を サポートしていません。 X11R6 では、日本語入力サーバとの通信が途絶えたりしてインプット コンテキストが失われた場合、インプットコンテキストを使用する 関数の動作は未定義です。 XNDestroyCallback と XRegisterIMInstantiateCallback() を用いて、 インプットコンテキストが失われた場合の処理を加えてください。 o 新しい API のサポート Motif 1.2.5 ライブラリから、XIC (インプットコンテキスト) を得るため の関数 XmImSetXIC() がサポートされます。 これを用いることにより、Motif アプリケーションから日本語入力 サーバをコントロールする事が可能になります。 構文 #include XIC XmImSetXIC(widget, xic) Widget widget; XIC xic; 説明 XmImSetXIC は、ウィジェットに指定された X インプットコンテキスト を登録します。その際、すでにそのウィジェットに登録されていた XIC は登録を解除されます。新たにに登録された XIC が返されます。 widget 新しいインプットコンテキストが登録されるウィジェットの IDを指定します。 xic widget で指定されたウィジェットに登録されるべきイン プットコンテキストを指定します。 xic が NULL ならば、この関数はwidget で使用されている XIC を返します。 注意: XmImSetXIC は xic が NULL の場合のみをサポートしています。 Motif を使ったアプリケーションは XmImSetXIC を使用することにより、 インプットコンテキストを得ることができます。また XSetICValues(3X) を用いることにより、得られたインプットコンテキストの属性に値を設定 する事ができます。 現在のインプリメンテーションでは、日本語入力サーバに対する 拡張プロトコルのみをサポートしています。 HP の日本語入力サーバは以下の属性をサポートしています。 XNExtXim_Auxpos XNExtXim_Nlinput XNExtXimp_Backfront XNExtXimp_Conversion XNExtXim_Conversion (X11 R6 のみ) 上記以外にも HP の日本語入力サーバは以下の属性を サポートしています。 XNExtXim_Kkinputmode XNExtXim_Flush 各日本語入力サーバがサポートする拡張プロトコルについては、 各日本語入力サーバのマニュアルをご覧ください。 XmNlosingFocusCallback を用いて XmImSetXIC で得られたインプット コンテキストに対して漢字 OFF を設定することはさけてください。 候補ウィンドウが表示された際にマウスポインタが候補ウインドウに 入るとウィジェットがフォーカスを失い、漢字 OFF となります。 プログラムがハングアップすることがあります。 XmNfocusCallback のみを用いて漢字 ON だけを行うことをお勧めします。 o プリンタのサポート * プリントシステム、HP DPS(Distributed Print Service)がサポートされま した。LP システム同様の日本語出力ができます。 詳細は、"HP DPS ユーザーズ・ガイド","HP DPS 運用管理ガイド", "日本語環境ユーザーズ・ガイド"を参照してください。 * PCL5.asian モデルファイルのオプションが追加されました。 -oapcl Asian PCL ファイルを 2バイト PCL に変換できます。 * PCL プリンタのサポートに、次の機種が追加されました。 LaserJet 5 (モデルファイル PCL5.nloo 使用) DeskJet 850C (モデルファイル PCL4.nloo 使用) 注記 DeskJet 850Cを使用する場合に以下の制限があります。 - PCL4.nloo でサポートされている次のオプションに関しての動作は 保証されません。 port | portrait 縦方向に印字 land | landscape 横方向に印字 n | nroff nroff 出力用設定 pr pr 出力用設定 m | man マニュアル操作による給紙 d | double 両面自動印刷 md | mdouble マニュアル操作による両面印刷 half | 2 2ページ分を縮小して1枚の用紙に印刷 quarter | 4 4ページ分を縮小して1枚の用紙に印刷 - 2バイト文字と 1バイト文字の両方を含むファイルをプリントする場合 1バイト文字のフォント属性を明示的に指定しないと 1バイト文字が 正しく印字されません。 例 : DeskJet850C のデフォルトの 1バイトフォント (typeface=courier/pictch=10)で印字したい場合 次のように記述します。 $ lp -otype3 -o10 print_file_name - 日本語 man ページの出力のように、2バイト文字にアンダーラインが 引かれている場合、2バイト文字の文字間隔が正しく印字されない場合 があります。 - hsi# オプションで文字間隔を指定した場合、最初の2バイト文字より前 にプリントされた1バイト文字は、指定した文字間隔でプリントされま せん。 * PCL4.nloo モデルファイルのオプションが追加されました。 -oheight# プライマリ1バイト文字のポイントサイズを設定します。 -osheight# セカンダリ1バイト文字のポイントサイズを設定します。 * LIPS プリンタのサポートに、次の機種が追加されました。 Canon LBP-730, LBP-720 (モデルファイル LIPS4 使用) 注記 Canon LBP-730, LBP-720を使用する場合、以下の点に注意して下さい。 - 右マージンの位置が従来の LIPS3 プリンタに比べて、約1文字分右に ずれる場合があります。 - LIPS データをプリント中に、プリンタ言語自動切替が起こり、LIPS 以外のエミュレーションモードに変わってしまう場合があります。 このような場合は、プリンタ本体のフロントパネルで、プリンタ言語を LIPS 固定にセットして下さい。 * LIPS3 モデルファイルのオプションが追加されました。 -oheight# 1 バイト文字のポイントサイズを設定します。 -omheight# 2 バイト文字のポイントサイズを設定します。 * ESCP プリンタのサポートに、次の機種が追加されました。 EPSON VP-4100, VP-5100 o EGBridge * サポートされる入力スタイルが追加され12種類になりました。 変更された機能 -------------- o EGBridge 環境設定パネルが、EGBridgeのメイン・ウィンドウから起動されるように 変更されました。 また、全てのウィンドウに反映されるようになりました。 設定は従来と同様、EGBridgeサーバ(egims)が終了されるまで有効です。 EGBridgeサーバ(egims)再起動後は、設定ファイル EGBENV の設定が有効と なります。 削除された機能 -------------- o EGBridge 入力サーバegimsの以下のリソースは削除されました。 リソース名 代替手段 ------------------------------------------------------------ *fontSet *fontList を使用 *iconicStatus egimsのオプション -iconicstatus を使用 *preeditSize 特にありません *raiseStatus *stackChange を使用 ------------------------------------------------------------ 日本語システム環境(JSE)A.02.20 =============================== 追加された機能 -------------- o 共通デスクトップ環境 (CDE)への対応 * XimsMode アクション ログイン時に日本語入力システム選択ウィンドウの表示/非表示の設定を 行います。 HP-VUE の場合と同様に、XimsMode アクションが提供され、アプリケーション マネージャから実行できます。 アプリケーションマネージャ ⇒ デスクトップツール ⇒ XimsMode * CDE フォント・エイリアス 共通デスクトップ環境 (CDE) で使われるフォント名へのエイリアスが 追加されました。 o 新しいプリンタのサポート * LIPS3 プリンタのサポートに、次の機種が追加されました。 Canon LBP-A404F * 日本語 PostScript プリンタのサポートに、次の機種が追加されました。 OKI MICROLINE 810PSII LT * 日本語 ESC/P プリンタのサポートに、次の機種が追加されました。 OKI ET 8560SA * PCL5 プリンタのサポートに、次の機種が追加されました。 LaserJet4V, LaserJet4LJ Pro, LaserJet5Si * PCL5.nloo モデルファイルのオプションが追加されました。 LaserJet5Si でのみ使用できます。 -omtype 'typename' typename のメディア・タイプに出力されます。 -obin# 出力トレイ # を選択して出力します。 o ネットワークプリンタへの印刷 ネットワークに接続されたプリンタをパラレル/シリアル接続された ものと同じように使用できます。 * HP プリンタを使用する場合 HP のプリンタをネットワークに接続するためには、HP JetDirect と HP JetAdmin が必要です。 HP JetAdmin をインストールするとネットワーク接続プリンタの設定は sam コマンドでできます。 設定方法の詳細は、”日本語環境ユーザーズ・ガイド”と HP JetDirect, HP JetAdmin の各マニュアルを参照してください。 * HP 以外のプリンタ(lpd プロトコルをサポート)を使用する場合 HP 以外のプリンタでは、lpd プロトコルをサポートしているプリンタを ネットワークに接続して使用できます。 モデルファイルを LP スプーラに登録するには、日本語システム環境から 提供される /usr/sbin/setnetlp ツールを使用します。 使用方法については man ページと”日本語環境ユーザーズ・ガイド”を 参照してください。 ・使用するプリンタがネットワークに接続可能かどうか、 ・lpd プロトコルをサポートしているかどうか、 ・どのようなネットワークインターフェースが使用できるか、 などについては、プリンタのマニュアルまたはカタログを参照するか、 プリンタメーカーにお問い合わせください。 また、HP9000 でどのようなプリンタおよびネットワークインターフェー スが使用できるかは、HP Solution Catalog を参照してください。 HP Solution Catalog についてはカストマ・インフォメーションセンタ TEL 0120-081565 FAX 0120-081445 にお問い合わせください。 o dtterm dtterm(HP-UX 10.0 で供給される新しいターミナル・エミュレータ)に、 シフトJIS 環境が新しくサポートされました。 変更された機能 -------------- o 日本語 HP-UX バンドルの変更 デスクトップ環境(HPUXJpnDT700)のバンドルが削除され、 新しく共通デスクトップ環境のバンドルが追加されました。 HPUXJpnCR700(Workstation,シリーズ700) HPUXJpnCR800(Server,シリーズ800) o フォント・サーバのポート番号 フォント・サーバのデフォルトのTCPポート番号が 7000 から 7100 に 変更されました。 コマンド・ラインでフォント・サーバを起動している場合は、フォント パスを追加するときにポート番号として 7100を指定してください。 ただし、システムの立ち上げ時にフォント・サーバを起動している 場合は、ポート番号として以前と同じ 7000 が指定されますので、 フォントパスの追加にあたって特に変更の必要はありません。 o 9,776 文字の外字をサポート 日本語EUCの環境で、CS3全体(8,836文字)を外字として使えるようになり ました。これにより、CS2の85〜94区(940文字)と合わせて9,776文字の 外字を使用できます。 ただしその場合、外字として使用したコードについてはJIS X 0212 (補助漢字)の文字が使用できなくなります。 o 日本語入力システムのtransition link ATOK8, EGBridge, VJE の日本語入力システムが XJIM と同様に transition link がなくても使用できる様になりました。 削除された機能 -------------- o プリンタデバイスに直接出力する方法 o LIPS2 対応プリンタのサポート o HP 41063A プリンタのサポート o jxterm/kterm のサポート 日本語システム環境(JSE)A.02.01, A.02.01.01 ========================================== 追加された機能 -------------- o プリンタのサポート * ESC/P モデルファイルのオプションが追加されました。 -ol# 理論的な1ページの長さを#行に設定します。 -otl# 1ページ内に印字可能な行数を#行に設定します。 * 日本語 PostScript プリンタのサポートに、次の機種が追加されました。 OKI MICROLINE 803PSII, 803PSII+F o EGBridge * HP EGConvertと同等の操作性を得るためのファイルが追加されました。 HP-UX 10.0からHP EGConvertはサポートされなくなりました。 HP EGConvertを使用されていたユーザーが、EGBridgeにおいて HP EGConvertと同等の操作性を得るために下記のファイルが追加され ました。 /opt/egb/newconfig/EGIms_HPEGC (入力サーバ用リソース・ファイル) /opt/egb/newconfig/EGBENV_HPEGC(環境設定ファイル) /opt/egb/newconfig/EGBMap_HPEGC(キーマップ・ファイル) * HP EGConvertと同等の操作性を得るための方法について説明します。 1. ログイン時にEGBridgeを選択するか、またはEGBridge入力サーバ(egims) を起動します。 2. 今まで使用していたユーザー辞書を $HOME/.egb/egdicu.dicにコピー します。 3. 辞書ツールを起動して、ユーザ辞書を再編集します。 4. /opt/egb/newconfig/EGIms_HPEGC を $HOME/EGIms にコピーします。 5. /opt/egb/newconfig/EGBENV_HPEGC を $HOME/.egb/EGBENV にコピーします。 6. /opt/egb/newconfig/EGBMap_HPEGC を $HOME/.egb/EGBMap にコピーします。 7. キーアサインを変更していた場合は、$HOME/.egb/EGBMap をコメントに 従って変更します。 8. 再ログインするか、またはEGBridge入力サーバ(egims)を再起動します。 変更された機能 -------------- o UDCファイル IBM 外字とサンプルの UDCファイルが置かれたディレクトリが、 /usr/lib/asx/UDCsamples から /usr/lib/asx/UDC に変更されました。 o 日本語 X11 ビットマップフォント 次のフォントの字体が変わりました。 24ドット(jpn.12x24,jeuc.12x24,j16.24x24) 32ドット(jpn.16x32,jeuc.16x32,j16.32x32) o プリンタのサポート PCL4.nlooモデルファイル および PCL5.nloo モデルファイルから プリンタに印刷される日本語の字体が変わりました。 日本語システム環境(JSE)A.02.00 =============================== 追加された機能 -------------- o X11 ビットマップフォントに 36 種類のフォントが追加になりました。 2 書体 - ゴシック体/明朝体 2 太さ - 普通の太さ(medium)/太字(bold) 9 サイズ - 8/10/12/14/16/18/20/22/24 ドット o JISX0212(JIS 補助漢字)の文字セットが追加されました。 ゴシック体 16/18 ドット 太ゴシック体 16/18 ドット 太明朝体 24 ドット 明朝体 24 ドット o IBM 外字文字セットが追加されました。 ゴシック体 12/14/16/18 ドット 明朝体 24 ドット o プリンタのサポート * HP LaserJet 4PJ用にPCL5.asian モデルファイルが追加されました。 * HP LaserJet 4シリーズ用にPCL5.nloo モデルファイルが追加されました。 * HP C1200A/C1202A/C1205A, YHP C1208A, HP LaserJetシリーズに対して JIS X0212(JIS 補助漢字)と拡張シフトJIS(95区〜120区,IBM外字を含む)の サポートが追加されました。 * SharedPrint/UX で日本語プリンタがサポートされました。 * ESC/P ドットインパクトプリンタのサポートに次の2機種が追加されました。 OKI ET5320SL, ET8345S o Starbase フォント Starbaseフォントに、シンプレックス,ローマンライク,ヘルべティカライク の3書体が追加されました o XJIM * JIS X0212(補助漢字)および 拡張シフトJIS(95区〜120区,IBM外字を含む)が 新たにサポートされました。XJIM では X11R5 のアプリケーションに JIS X0212 と拡張シフトJIS を入力できます。 JIS X0212 を入力するには、xjim を起動する際に環境変数 LANG を ja_JP.eucJP(または japanese.euc)に設定するか、または起動時の オプションで -euc と指定してください。 *注* XJIM がリソース*JISX0212:Falseで起動されている場合、補助漢字の入 力は行えません。リソース XJim*JISX0212 を True にしてxjimを再起動 してください。 また、アプリケーションが補助漢字(jisx0212)のフォントの XLFDに no glyph の付いたフォントを使用している場合、xjimでは、補助漢字の 入力は行えません。補助漢字を使用するフォントを指定して、アプリ ケーションを再起動してください。 拡張シフトJIS を入力するには、xjimを起動する際に環境変数 LANG を ja_JP.SJIS(またはjapanese)に設定するか、または起動時のオプション で -sjis と指定し てください。 JIS X0212 および 拡張シフトJISエリアは 連文節変換、単語変換、コード入力 ができます。 * 入力スタイルが追加され、コールバック入力スタイルを含む12種類が サポートがされました。 * 入力モードを制御する API が提供されました。 o かな漢字変換ライブラリ(libjpn.sl) * JIS X0212(JIS補助漢字)および 拡張シフトJIS(95区〜120区,IBM外字を含む) が新たにサポートされました。 JIS X0212 を使用するために open_Jlib() を呼び出す際には、ロケール名 ja_JP.eucJP を必ずパラメータとして指定して下さい。 * 前バージョンとの互換性 以前のロケール名 japanese(または japanese.euc)を指定すると、 日本語システム環境(JSE)A.02.00のかな漢字変換ライブラリは JIS X0212(JIS補助漢字)を含む候補を返しません。 * HojoKutenZenkaku() 新関数 HojoKutenZenkaku() は JIS X0212(JIS補助漢字)の区点コードから EUC CS3コードへの変換を行います。 o wdutil JIS X0212(JIS補助漢字) および 拡張シフトJIS(95区〜120区,IBM外字を含む) が新たにサポートされました。 これらのコードは、ユーザ辞書に登録することができます。 ユーザ辞書は、 xjim から連文節変換、単語変換に使われます。 o udcc/xudced udcc と xudced で JIS X0212(JIS補助漢字) および 拡張シフトJIS(95区〜 120区, IBM外字を含む)がサポートされました。 o ximsstart リモートマシンでの IMS の実行が新たにサポートされました。 o ATOK * 入力スタイルが追加され、コールバック入力スタイルを含む12種類が サポートがされました。 * 入力モードを制御する API が提供されました。 * シフトJISのコード入力でIBM外字の入力が可能になりました。 * ATOK On/Off 機能に割り付けるキーの設定が環境設定ツールで可能 になりました。 * 単語登録の画面(CTRL+F6)でキーボードによる単語や読みの入力が 可能になりました。 * 文字飾りによる未確定文字列およびステータスの表示モードが追加 されました。 o EGBridge * 入力モードを制御する API を提供しました。 * シフトJISのコード入力でIBM外字の入力が可能になりました。 o VJE * 入力スタイルが追加され、コールバック入力スタイルを含む12種類が サポートがされました。 * 入力モードを制御するAPIが提供されました。 * 複数のかな漢字変換サーバ(vjed)を同一ホスト上で起動できるようになり ました。 * シフトJISのコード入力でIBM外字の入力が可能になりました。 * 文字飾りによる未確定文字列の表示モードが追加されました。 o かな漢字変換サーバ(kks) かな漢字変換サーバ(kks)のサポートに、JIS X0212(EUC CS3)と拡張シフトJIS が追加されました。 新しいかな漢字変換ライブラリ(libjpn.sl)を使用します。 変更された機能 -------------- o HP XJIM * 漢字変換サーバ(kks)との接続 日本語システム環境(JSE)A.02.00の漢字変換サーバ(kks)と接続してくだ さい。 o wdutil * 未定義文字 wdutil は 現在の言語環境で未定義文字のロード、ダンプに16進表記を 使用します。 o VJE * メイン・ウィンドウのデザインが変更されました。 環境設定ユーティリティ、 辞書メンテナンスユーティリティがボタン 操作により起動できるようになりました。 * プリエディット・ウィンドウやステータス・ウィンドウの表示が変更され ました。 * 接続できる IC(Input Context) の上限値が撤廃されて、システムの構成に 依存するように変更されました。 o FontWave FontWaveフォント・サーバ(fwfs) は 標準のフォントサーバ(fs)に含ま れました。 o プリンタのサポート LIPS2, LIPS3, PS.nlioモデルファイルが -opcl オプション指定時受け付ける 文字コードが、``hp15''(シフトJIS)から``hp16''に変更されました。 削除された機能 -------------- o HP C1010J ターミナルと AdvanceLink/Vectra サポート o HP C1202A と HP 41063A プリンタへの HP-IB 接続 o HP 41063A プリンタへのシリアル接続 o HP9000 Serverシステム(800シリーズ)の Starbase フォント o HP9000 Serverシステム(800シリーズ)の FA/FM フォント o bmterm o jwcf関連 o xj0input.8.2 xj0input.8.2 の機能と使い勝手は xjim に受け継がれています。 o wdedit wdutil を -l または -d オプションでお好きなテキストエディタと お使い下さい。 o かな漢字変換ライブラリ(libnlioj.sl) 同一機能がかな漢字変換ライブラリ(libjpn.sl)で提供されています。 第2章 システムのインストール/アップデート 日本語システム環境(JSE)のインストール/アップデートの概要に ついて説明します。詳細については、次のマニュアルを参照してください。 ”HP-UX 11.0 インストール/アップデート・ガイド ” ”HP-UX 11.0 Extension Pack” ディスク容量 ------------ 日本語システム環境のバンドル(Bundle)と、そのバンドルに含まれる日本語 システム環境のインストールに必要なディスク・スペースを下表に示します。 バンドルの内容については、「日本語HP-UXのバンドル(Bundle)の内容」を参照 してください。 -------------------------------------------------------+---------------- バンドル(Bundle) | ディスク容量 -------------------------------------------------------+---------------- HPUXJpn32RT Japanese HP-UX 32-bit Runtime Environment | 約522 Mバイト HPUXJpn64RT Japanese HP-UX 64-bit Runtime Environment | 約566 Mバイト -------------------------------------------------------+---------------- 上記のうちJSEのみのディスク容量は約54Mバイトです。 日本語システム環境(JSE)をインストール/アップデートする方法 ------------------------------------------------------------ 日本語システム環境は、HP-UX とともに CORE OSメディアに含まれています。 インストールやアップデートは、HP-UXのインストールまたはアップデートの 方法に従ってください。 日本語HP-UXのバンドルは、HP-UXと日本語システム環境で構成されています。 日本語システム環境の内容については、次の「日本語HP-UXのバンドル(Bundle)の 内容」をご覧ください。 「日本語システム環境のファイルセットの構成」を参照 して、必要なファイルセットをインストールしてください。 日本語HP-UXのバンドル(Bundle)の内容 ------------------------------------ * HPUXJpn32RT Japanese HP-UX 32-bit Runtime Environment このバンドルには、HP9000サーバーのHP-UX 11.xの共通デスクトップ環境 (CDE)、ネット ワーク、システム管理機能、日本語(シフトJISおよびEUC) メッセージカタログ、オンラインヘルプ、マニュアルページと日本語シス テム環境の機能が含まれています。 * HPUXJpn64RT Japanese HP-UX 64-bit Runtime Environment このバンドルは、上記の64ビット対応版です。 次の表は、日本語HP-UXのバンドルに含まれる日本語システム環境の ファイルセットの一覧です。 日本語システム環境のファイルセットの構成 ---------------------------------------- _______________________________________________ | | | | | SD Product | Subproduct | Fileset | | | | | |______________|______________|_________________| |Asian-Core |Manuals |ASX-MAN | | | |IM-JPN-MAN | | | |ASX-JPN-MAN | | |ManualsByLang |ASX-JPN-E-MAN | | | |ASX-JPN-S-MAN | | | |IM-JPN-E-MAN | | | |IM-JPN-S-MAN | | |ReleaseNotes |ASX-JPN-NOTES | |______________|______________|_________________| |Asian-X11 |Runtime |IMX11-JPN-RUN | | | |IMX11-RUN | | | |IMX11-SHLIBS | | | |XJIM-RUN | | | |XFNT-JPN-AUX | | | |XFNT-JPN-MIN | | |MinimumRuntime|IMX11-JPN-RUN | | | |IMX11-RUN | | | |IMX11-SHLIBS | | | |XJIM-RUN | | | |XFNT-JPN-MIN | |______________|______________|_________________| |Asian-PRINTER |Runtime |PRNTR-JPN-RUN | | | |PRNTR-RUN | | | |PRT-LP-RUN | | | |PRT-LP-JPN-RUN | | | |PRT-PD-RUN | | | |PRT-PD-JPN-RUN | | | |XP-JPN-RUN | |______________|______________|_________________| |Asian-UTILITY |Runtime |UDC-JPN-RUN | | | |UDC-RUN | | | |UTILS-RUN | |______________|______________|_________________| |ATOK |Runtime |ATOK-RUN | |______________|______________|_________________| |VJE |Runtime |VJE-RUN | |______________|______________|_________________| |EGBridge |Runtime |EGB-RUN | |______________|______________|_________________| |Asian |Runtime |TT-JPN-RUN | | -X11FONTSRV | | | |______________|______________|_________________| 第3章 関連マニュアル 以下のマニュアルが日本語システム環境に関連するマニュアルです。 o 日本語環境ユーザーズ・ガイド (B3782-90180) o HP XJIM 日本語入力ガイド (B3782-90107) o ATOK8 日本語入力ガイド (B3782-90108) o EGBridge 日本語入力ガイド (B3782-90109) o VJE-γ日本語入力ガイド (B3782-90110) 第4章 問題点と解決策 問題点と解決策について説明します。 o HP XJIMの問題点と解決策 * 低解像度のディスプレイでは、カスタマイズの画面が全て表示 されません。xjim を起動する時に -fn で 14 ドットのフォント を指定するか、XJim*fontList リソースに 14 ドットフォントを 指定して下さい。 * 読み入力時にキー入力方式として「かな入力」を用いている場合、 'か' や 'は' などに続けて濁点および半濁点を入力しても、 入力された読みは 'が' や 'ぱ' のように一文字には合成されません。 この場合、全角ひらがな変換 (Shift+F5 キー) あるいは全角 カタカナ変換 (F6 キー) 操作により読みを一度変換し、合成された 文字を生成して下さい。 * NIS の設定を行った後に XJIM のインストールを行うと XJIM の変換 サーバが使用できなくなる不具合が発生します。 その場合は/etc/services ファイルにある nuekks 6897/tcp # nuekks daemon の行を、NIS のマップの挿入位置を示す行("+" で開始される行)の前に 移動させることで問題が解消されます。 o ATOK8の問題点と解決策 * マニュアル「ATOK8日本語入力ガイド」の付録Aの「ローマ字/かな対応表」で、 "gwa" に対応する かな が間違っています。ローマ字 "gwa" の入力に 対応する正しい かな は「ぐぁ」です。 * マニュアル「ATOK8日本語入力ガイド」の付録Cの「カスタマイズできる リソース」にある表「ATOK8のリソース」で、リソース areaFirst の 説明が間違っています。正しくは、areaFirst が True の場合は XIMStatusArea、False の場合は XIMStatusNothing となります。 o EGBridgeの問題点と解決策 * hpterm から EGBridge を使用している場合、漢字変換中に 入力サーバ(egims)を終了すると hpterm も同時に終了する場合 があります。入力サーバ(egims)を終了する場合は、漢字変換を 完了してから行ってください。 * マニュアル「EGBridge日本語入力ガイド」に以下の間違いがあります。 - 2章の「コマンド・リファレンス」 リソース *fontSet と *iconicStatus は使えません。 - 6章の「EGBridgeのリソース」 リソース *fontSet, *iconicStatus, *preeditSize, *raiseStatus は使えません。 これらのリソースの代替手段は次の通りです。 リソース名 代替手段 ------------------------------------------------------------ *fontSet *fontList を使用 *iconicStatus egimsのオプション -iconicstatus を使用 *preeditSize 特にありません *raiseStatus *stackChange を使用 ------------------------------------------------------------ * マニュアル「EGBridge日本語入力ガイド」の付録Cの「補助領域の表示」 で、入力スタイル XIMPreeditCallbacks の説明が4つありますが、 そのうち3つが間違っています。正しくは以下のようになります。 ■XIMPreeditCallbacks のとき アプリケーション・ウィンドウの下に表示されます。 ■XIMPreeditPosition のとき 入力中の文字の下に表示されます。 ■XIMPreeditArea のとき 入力中の文字の下に表示されます。 ■XIMPreeditNothing のとき ルート・ウィンドウの下に表示されます。 o VJE-γの問題点と解決策 * マニュアル「VJE-γ日本語入力ガイド」の付録Eの「カスタマイズできる リソース」にある表「VJEのリソース」で、リソース areaFirst の 説明が間違っています。正しくは、areaFirst が True の場合は XIMStatusArea、False の場合は XIMStatusNothing となります。 o IMS 共通(XJIM/ATOK8/VJE/EGBridge)の問題点と解決策 * ステータスの入力スタイルが XIMStatusNothing の時、漢字オン の状態で1つのウィンドウにもう1つのウィンドウが重なっている 場合、Meta(Alt)-TAB キーでディスプレイ上のウィンドウ間の フォーカスを正しく移動できない場合があります。 この状態を回避するには、以下のように各入力サーバのリソース stackChange を False に指定してください。 XJIMの場合 XJim*stackChange: False ATOK8の場合 Atok8*stackChange: False EGBridgeの場合 EGIms*stackChange: False VJEの場合 Vje*stackChange: False 詳しくは各入力サーバのマニュアルのリソースの項を参照してください。 EGBridge の場合は、前述の「EGBridgeの問題点と解決策」を参照して ください。 * メニューバーを持つ Motif1.2およびMotif2.1 のアプリケーションでは、 F10 キーと Shift-F10 キーはメニューバーへのフォーカス切替えに用いら れるため、日本語入力の機能キーとしては使用できないことがあります。 これらのキーを日本語入力の機能キーとして使用するには、 以下の設定を行った後に、アプリケーションを再起動してください。 DIN キーボードの場合: $ xmodmap -e "keycode 25 = F10" ITF キーボードの場合: $ xmodmap -e "keycode 38 = F10" * 環境変数 LANG が新しいロケール名("ja_JP.SJIS", "ja_JP.eucJP") にセットされている場合、X11R4 のアプリケーション(Motif1.1 を 含む)を PS2-DIN-JIS キーボードで使う際に漢字入力ができません。 X11R4 のアプリケーションを起動する際に、LANG に古いロケール名 ("japanese", "japanese.euc") を指定してください。 * 各入力サーバの日本語入力ガイドマニュアルにおいて、拡張プロトコルに 関する記述が誤っています。誤っている記述は以下の場所にあります。 『HP XJIM 日本語入力ガイド』 -- 第6章の「拡張プロトコル」 『ATOK8 日本語入力ガイド』 -- 付録Cの「拡張プロトコル」 『EGBridge 日本語入力ガイド』 -- 付録Cの「拡張プロトコル」 『VJE-γ日本語入力ガイド』 -- 付録Eの「拡張プロトコル」 上記セクションの拡張プロトコルの表と説明の中で、入力コンテキスト (IC)の値と機能固有アトムの名前がいくつか間違っていたり、表のエン トリが一部書けています。正しくは以下の表の通りです。 入力コンテキスト (IC)の値 機能固有アトム ビット位置 内容 ------------------------------------------------------------------ XNExtXim_Nlinput XNExtXim_Nlinput 31-0 0:無効; 1:有効 XNExtXim_Auxpos XNExtXim_Auxpos 省略(マニュアルを参照) XNExtXim_Kkinputmode XNExtXim_Kkinputmode 省略(マニュアルを参照) XNExtXim_Flush XNExtXim_Flush 省略(マニュアルを参照) * 各入力サーバの日本語入力ガイドマニュアルに、HP VUE に関する記述が ありますが、HP VUEは HP-UX 10.30 から削除されました。HP VUEに関する 記述を無視してください。 * 日本語入力サーバを起動後に、外字をフォントにマージしても、日本語入力 サーバの漢字変換や候補などには、外字が表示できない問題があります。 日本語入力サーバを起動する前に、外字をフォントにマージしてください。 CDE環境では、ログインし直して日本語入力サーバを再起動する方法が確実 です。 o dttermの問題点と解決策 * hpterm 上のコマンドラインから dtterm を起動した場合、BackSpace キーを1回押すことで漢字1文字を消去できないことがあります。 この状態を回避するためには、以下のコマンドを実行してください。 日本語EUCの場合: $ eucset シフトJISの場合: $ eucset -c SJIS o hptermの問題点と解決策 * hpterm は日本語EUCの環境で JIS X0212(補助漢字)を扱えません。 ・JIS X0212(JIS 補助漢字)を使う場合には、dtterm を使用してください。 ・hpterm を使用する場合は、別名フォントでJIS X0212 が no glyph の フォント、例えば got16* などをお使い下さい。 o xudced(UDC エディタ)の問題点と解決策 * メインメニューの "Edit" から "Search..." を選択して検索を 行う場合、文字を直接入力して検索を行うことはできません。 インデックス番号を指定して検索してください。 o 外字ファイルの問題点と解決策 * 外字ファイルの中で、外字がコード順に並んでいないと、udcloadで外字を ロードできない問題があります。コード順に外字を並べかえて編集してから udcloadで外字をロードしてください。xudcedで外字ファイルを作成する場 合はコード順に外字が並びますのでこの問題は起こりません。 o JISキーボードの問題点と解決策 * JISキーボードを使用する場合、環境変数KBD_LANGは設定しないでく ださい。Motif1.1 対応のアプリケーションで、キー入力が正しく行えません。 * JISキーボードをXターミナルで使用する場合には、¥キーが正しく 機能しません。¥キーを使うには次のコマンドを実行してください。 $ xmodmap -e "keysym yen = backslash bar prolongedsound" o /sbin/shの問題点と解決策 /sbin/sh(スーパーユーザーのログインシェル)では、日本語をサポート していません。 日本語を使用する場合は、ログイン後 /usr/bin/sh を実行してください。 ただし、root のログインシェルを /usr/bin/sh に変更しないでください。 この変更を行うと、システムが正常にブートできなくなります。 o X11R6 上で作成したプログラムの問題点 プリエディットコールバック関数 (XNPreeditStartCallback, XNPreeditDoneCallback, XNPreeditDrawCallback, XNPreeditCaretCallback) や、ステータスコールバック関数 (XNStatusStartCallback, XNStatusDoneCallback, XNStatusDrawCallback) の中で、XGetICValues() を使用すると、プログラムがハングアップすることがあります。 o CDEの問題点と解決策 * CDE のカレンダを使う際、日本語 EUC の環境で入力した内容が残っていると、 SJIS 環境で編集する際に予定表エディタ(カレンダ・アポイント・エディタ) がハングすることがあります。。ハングした場合、dtcm (カレンダ) のプロ セス番号を調べ、dtcm プロセスを終了してください。 $ ps -ef | grep dtcm $ kill <プロセス番号> また、SJIS 環境でカレンダを使う場合には、日本語 EUC 環境で入力した データを全て消してから使用してください。 * フロントパネルのワークスペース名に日本語を入力することはできません。 他のウィンドウからカット&ペーストでコピーしてください。 o 106/109キーボードの問題点と解決策 * 106/109キーボードを使用している環境では、ATOK8をオフにできない問題が あります。(オンにはできます。) (A.02.50.01では解決しています) これを 回避するためには、キーカスタマイズでATOK8のオン/オフを割り当てるキー を変更します。ATOK8のメインウィンドウから"環境ツール"をクリックしま す。現われたウィンドウで"機能からのカスタマイズ"をクリックします。そ して、キーの一覧のウィンドウから「46. ATOK ON/OFF」のキーを選択しま す。"変更"ボタンをクリックして"Alt"+"半角/全角"キーを押します。変更 後「Alt + 漢字」になっていることを確認して"了解"ボタンをクリックしま す。変更内容をファイルに保存するようにして環境設定ツールを終了させ、 ATOK8を再起動すれば、"Alt"+"半角/全角"キーでATOK8をオン/オフにするこ とができます。 * 106/109キーボードを使用している環境では、EGBridgeをオフにできない問 題があります。(オンにはできます。) これを回避するためには、EGBridge のキーマップ・ファイルを変更します。 "$HOME/.egb/EGBMap"(個人用)または"/etc/opt/egb/config/EGBMap"(システ ム用)を変更します。エディタでキーマップ・ファイルを開いて、以下のエ ントリーを変更します。 - 変更前 LKONOFF = XK_Henkan XK_Meta_L - 変更後 LKONOFF = XK_Henkan XK_Meta_L XK_Alt_L 保存終了してエディタを終了させ、EGBridgeを再起動すれば、左の"Alt"キー でEGBridgeをオン/オフにすることができます。 o dtimsstartの問題点と解決策 * "$HOME/.dt/ims/$LANG"ファイルを作成または修正する際、"$LANG"に通常の "LANG"の値を使用すると、設定が反映されない問題があります。"$LANG"が "ja_JP.SJIS"の場合は"ja_JP.HP-SJIS"を、"ja_JP.eucJP"の場合は "ja_JP.EUC-JP"をファイル名に指定してください。 第5章 次期リリースでの変更予定 以下の機能は次期リリースで削除される予定です。 o 印刷 * LaserJet IIIシリーズへの印刷 LaserJet 4, 5シリーズをご使用ください。